人にお伺いを立てる時、色々な言い方があります。例えば、「ここ座って良いですか?」と言いたい時は…
Can I sit here? / May I sit here?
これらが簡単な言い方ですね。
そして、答え方もシンプル。
Yes, you can. / Yes, you may. 他には…Sure! / Of course! 等。
では、これを丁寧な言い方にすると…
ということで、今回のHisashi’s Voiceでは、人にお伺いを立てる際の丁寧な聞き方について、またそれに対する答え方についてレッスンしていきたいと思います。特に注意が必要なのは答え方。これは間違えたら大変な事になるかも!?では、いきます。
丁寧な聞き方の代表的なものは、「Would you mind~?」で始まる言い方です。
Would you mind if I sit here?
Would you mind my sitting here?
意味は「ここ座って宜しいですか?」となり、下段の方がより丁寧な聞き方です。では、こう聞いた時の答えが「YES.」だった場合、あなたはどうしますか?
あなた:「ここに座ってもよろしいですか?」
相手:「はい」
日本語にすると座っていいと許可をもらったことになりますが、英語だと…
あなた:「Would you mind if I sit here?」
相手:「YES.」
さてここで問題です。この場合、あなたは座っていい?座ってはいけない??

正解は、座ってはいけません!!
この「Would you mind~?」で始まる尋ね方は、意味的には「~したら気にしますか?」となります。ですので、「Would you mind if I sit here?」を直訳すると、「もし私がここに座ったら、あなたは気にしますか?」となり、「気にしますか?」と聞かれていることに対し「YES.」と答えると、「はい、気にします。」なので、座ってはいけないということなのです。「Of course!」なんて答えた際には、「もちろん、気にします!」となり、ちょっと場の空気が悪くなるかもしれません。。(もちろん、本当に座ってほしくないのであれば別に良いのですが・・・。)
ですから、「Would you mind?」で聞かれた場合は、「良い。(気にしない。)」なら「NO.(No, I wouldn’t)」や「Of course not!」といったように否定しないといけないのです。
・・・なんだかちょっとややこしいですよね。。。
解決策として、「YES.」「NO.」で反応・対応するのではなく、「気にしませんよ。」を「I wouldn’t mind.」と、ちゃんと文章で対応する事を心がけると、誤解されずに済み、いいと思います。
他には、「Go ahead!」、「Help yourself!」や「Please, do!」と言う様に、「はい。」「いいえ。」ではなく、「どうぞ!」と言ってしまうのも、誤解されない答え方でいいですね。
「Well, I can’ write anymore…Would you mind if I finish this now?」
「Please, do!」
「Thank you.」
☆HISASHI☆